2026年3月17日、NymVPN v2026.5がリリースされました。今回のアップデートの目玉はDNS検閲耐性(censorship resistance improvements)の大幅改善です。各プラットフォームのバージョンはAndroid v3.1.0・Linux v1.26.0・Windows v1.26.0・iOS v2.20.0で、macOS版(v2.20.0)は追加テストのため近日公開予定。インターネット規制が厳しい環境でも、より安定して使えるVPNに進化しています。

NymVPN v2026.5 リリース:DNS検閲耐性強化

NymVPN v2026.5 の変更点:DNS検閲耐性の強化が主役

今回のv2026.5では、プライバシー保護とユーザー体験の両面で複数の改善が加えられています。それぞれ確認していきます。

① DNS検閲耐性の改善(目玉機能)

今回最も注目すべきのがDNS検閲耐性(censorship resistance)の強化です。中国・ロシア・イランなど、インターネット規制が厳しい国・地域ではDPIによってVPNトラフィック自体が検出・ブロックされることがあります。NymVPNはMixnetアーキテクチャでもともと高い匿名性を持ちますが、今回のアップデートによりDNS層での検閲をより効果的に回避できるようになりました。規制環境下でNymVPNを使っているユーザーにはダイレクトに恩恵がある改善です。

NymVPNのMixnet技術のしくみについてはNymVPN ミックスネット技術の解説で詳しく紹介しています。また、検閲耐性に関する長期的なロードマップはNymVPN検閲耐性ロードマップ2026もあわせてご覧ください。

② データ使用量測定の新UI

データ使用量をアプリ内で確認できる新しいUIが追加されました。VPNを常時オンにしていると意外とデータを食うので、これはモバイル回線ユーザーにとってかなり実用的な追加です。帯域制限プランを使っている場合にも重宝します。

③ 診断・エラーレポートの改善

接続トラブル発生時の診断ログとエラーレポートの精度が向上しました。問題が起きたとき何が原因かすぐわかるのは地味にありがたい改善で、サポートへの問い合わせもよりスムーズになります。

④ 帯域超過エラー警告バグの修正

帯域制限(bandwidth cap)を超えた際のエラー警告が正しく表示されないバグが直りました。これまでは警告なしに接続が不安定になることがあって、VPNあるあるのやっかいな問題でしたが、今後は適切なアラートが届くようになります。

macOS版の遅延について

今回のv2026.5では、macOS版(v2.20.0)のみ追加テストが必要で、他プラットフォームより少し遅れての公開予定です。正式リリース後は同等の機能が提供される見込みなので、macOSユーザーはもう少し待ってみてください。

次バージョン予告:NymVPN スプリットトンネリング はいつ来る?

公式リリースノートで予告されている次バージョンの注目機能です。

  • スプリットトンネリング:アプリごとにFast VPNモードとAnonymous(Mixnet)モードを切り替えられるようになります。長らく待ち望まれていた機能なので、これはかなり楽しみです
  • Mixnet最適化:匿名接続の速度・安定性が向上する予定
  • モバイル向け広告ブロッカー:デスクトップ版はv2026.4で既に実装済み。次回リリースでAndroid・iOSにも展開予定

スプリットトンネリングは「いつ来るの?」という声が多かった機能でした。公式ロードマップ(Trello公開ロードマップ)で最新進捗を追えます。前バージョンv2026.4の変更内容はNymVPN v2026.4の新機能まとめでまとめています。2026年の全体ロードマップはNymVPN 2026年公式ロードマップ全貌も参考にどうぞ。

まとめ

今回のNymVPN v2026.5で変わったことを簡単にふりかえると:

  • DNS検閲耐性の強化——規制が厳しい地域でも安定接続しやすくなった
  • データ使用量の新UI——アプリ内で消費量をすぐ確認できる
  • 診断・エラーレポートの精度アップ
  • 帯域超過エラー警告バグの修正
  • macOS版は近日公開予定

次回リリースではスプリットトンネリングとモバイル広告ブロッカーが控えていて、実用性がさらに上がりそうです。まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会に試してみてください。

▶ NymVPN 公式サイトを見る

NymVPNの導入方法はNymVPN の始め方・導入手順で詳しく解説しています。初めての方もぜひ参考にしてみてください。